自社ローンで中古車を買ったのですが所有権が販売店と言われました・・・これって普通ですか?という質問を頂きましたのでお答えしていきたいと思います。
また中古車における所有権と使用者の違いについて
ページコンテンツ『ローンブラック必読』
自社ローンで購入した時の所有権は支払いが終わるまで『販売店』
せっかく自社ローンの審査に通り晴れて購入出来たにもかかわらず最終支払いが終わるまで所有権は販売店に留保されます。
購入したのだから所有権は購入者にあるはずだ!と一見考えがちなのですが実は自社ローンであってもオートローンであっても最終支払いが終わるまで所有権留保と言って車代を立て替えてくれている会社に所有権が与えられます。
なぜ所有権留保というシステムがあるのか?
自社ローン・オートローン共に最終支払いまで何事も無く支払いしてくれればいいのですが、中には仕事が無くなってしまったり何らかの事情で支払いが出来なくなる方が中にはいらっしゃいます。
立て替えている側は受け取りが滞れば当然赤字になるので料金催促を電話や郵送で促すのですが、やはり支払いが出来ないという方には車を引き上げてオークションなどに売ることで損失を最低限に押さえる必要があります。
ですから自社ローンやオートローンに関わらず支払いが終わるまで所有権は購入者のものではありません。
それまでは
- 自社ローンの場合
所有権:販売店 使用者:購入者 - オートローンの場合
所有権:ローン会社 使用者:購入者
ただし支払いが終われば所有権は変更可能です
支払いが終了すれば自社ローンの場合、販売店にお願いをすれば実費+で所有権留保解除を行い名義変更が可能です。
名義変更は書類を揃えれば自分で陸運局で行なうことも可能ですが面倒なので販売店にお願いすることをオススメします。
自動車税は所有者課税だけど自社ローンの場合は
所有権でもう1つ考えておきたいのが自動車税についてです。自動車税は車を所有する人は毎年4月1日に納付責任が発生し5月中に納付する必要があります。
自動車税というのは基本所有課税ですが自社ローンの場合は販売店が自動車税を支払わず購入者が自動車税を支払う使用者課税とすることを車両登録する際に決定します。
- オートローン
納税者:購入者 - 自社ローン
納税者:購入者 - リース
納税者:リース業者
まとめ
購入したにもかかわらず所有権が自分ではない?と少し戸惑うかもしれませんが所有権留保というのはオートローンでもかなり一般的で特におかしなことはありませんので安心して下さい。
支払いが終われば所有権留保を解除後に名義変更をするとこが出来ます。