自社ローン以外でオートローンが通らなくても変える方法

ローン審査に不安な場合はカーリースで中古車契約も可能


個人事業主として一期目や初めたばかりの場合、収益の安定性を証明することが出来ずローン審査に不安だという方いらっしゃいませんか?

またローンの審査に過去落ちてしまった経験があったり、自社ローンの利用はちょっと不安という方オートリースという手も残っています。

源泉徴収の実積もないけどオートリースが可能?
ローン審査に落ちてしまったけどオートリースが可能?

そんな方向けの解説となります。

カーリースで中古車を契約する

オートローンの審査に落ちてしまったことがあったとしても、審査落ち理由がその人に貸し付けることが出来る可能金額よりも高額だったから落ちてしまった。という方はカーリースだと審査に受かる可能性があります

可能性が0ではない限りトライしてみる価値はあります。

リースと言えば新車のイメージが強いのですが今は色んな会社が中古車のリースも行なっていますので各リース会社の特徴を見極めながらリース会社を選びましょう。

なぜ受かる可能性があるのでしょうか。

同じ車で比較すると「審査額」が違う

カーリースとオートローンは同じ100万円の中古車を審査に掛けてもオートローンは100万円分の与信調査ですが、カーリースは契約終了時の設定残価を100万円から引いた金額の与信で済みます。
※厳密にはリースは維持費も含まれる

ですのでオートローンの場合は100万円分の与信が通らなくてもカーリースで60万円(設定残価が40万円のケース)の与信調査なら通過する可能性があるのです。

『この人に100万円は貸せないけど収入状況から60万円は貸せる』という判断が生まれるかもしれません。

つまりローン与信調査は金額だけがネックで落ちてしまった場合、カーリースの方では通る可能性があるのです。
ではあまり聞き慣れないカーリースとはどのようなものかご説明します。

カーリースとは購入ではありません

カーリース会社が3年や5年などの期間を定めて契約者に中古車を貸し出すサービスをカーリースと呼びます。

貸し出すということはつまり購入するという契約ではありません。あくまでも借りるという契約のことを指します。

リース契約で肝になるのは車体価格の100%を支払うのではなく、あらかじめ契約終了時の車両価格を設定しておいて車体価格からその残価を引いたものに対して支払いを行ないます。

残価設定型クレジットに構造はかなり似ていますが、

  • カーリース・・・・リース会社が車両を代理購入し借りる
  • 残花設定型クレジットローン・・・・ユーザーが車両を購入しローン会社が立て替える

借りているのがリースで購入しているのが残価設定型クレジットローンになります。

カーリース契約終了時の3つの選択肢

契約終了後、基本的にユーザーは3つの選択肢を取ることが可能です。

  1. 別の車に乗り換える
  2. 残価を支払いそのまま買い取る
  3. 契約満了で返却する

別の車に乗り換える

契約終了時に、再び新しいリース契約を結ぶことが出来ます。
この際に設定していた残価よりも明らかに加修が必要なポイントなどがあり設定残価より下回る場合は差額を一括で支払う必要がある。(傷や機関などによるもの)

残価を支払いそのまま買い取る

契約終了時にあらかじめ決められていた残価を支払えば車の買取が可能になります。
その際に所有権はリース会社から購入者に移り完全に購入者のものになります。

契約満了で返却する

契約満了でリース会社に返却する。
この際に設定していた残価よりも明らかに加修が必要なポイントなどがあり設定残価より下回る場合は差額を一括で支払う必要がある。(傷や機関などによるもの)

このようにカーリースは契約期間後に車両をどうするか自身の経済状況を加味した上で選ぶことが可能です。

オートローンの審査に通らなくてもカーリースでもという人にはオススメの契約体型となります。

ですが、オートローンと違うカーリースにはデメリットもありますのでメリットと併せてご紹介致します。

カーリースのメリット

  • 車両維持に必要なもの(自動車税等の税金・車検代・自賠責保険)のほとんどはリース料に含まれため維持コストが一定で急な出費を必要としない
  • リース料を全額経費として処理出来て節税効果が見込める
    複数台数管理する場合の事務処理が少なくて済む(コストが一定)
  • 残価をあらかじめ引いた月額支払い設定をしているので購入で同じ月額コスト支払うよりも同じ月額ならランクの良い車に乗ることが出来る
  • 事故やアクシデント処理をリース会社に任すことが出来る
  • メンテナンス(車検含む)はリース会社に任すことが出来る

カーリースのデメリット

  • 「所有権」がリース会社にあるので車の改造等は出来ない(原状回復義務がある)
  • 購入の場合は車体金額のみだがリースの場合は維持費(自動車税等の税金・車検代・自賠責保険)が支払い金額含まれている
  • 途中解約の場合、解約金が必要な場合がある
  • 契約終了時、買取不可なプランもある

カーリースには契約終了時車を返却するのが前提にありますので個人的な改造などは出来ません。またあくまでも借りているという立場なので購入より神経を使いながら利用することになるでしょう。

ただし事業用に使う場合は全額経費に出来ると言うメリットがとても大きく審査が不安でも個人事業や法人の方には大変人気のある契約方法と言えます。

ではカーリースの審査とはどのようなものでしょうか。

カーリースの審査

カーリースの審査内容はオートローンの審査と大差なく審査対象の過去の金融履歴を信用情報機関を参考に判断します。

オートローンの審査と同じように過去のクレジット・ローン飛ばし、遅延がないか。またクレジットや借り入れの返済履歴を重要視し希望金額と現在の収入の整合性を調査します。

クレジットの信用調査する信用機関とは?

リース審査は通りやすいという訳ではありません

冒頭にオートローンで審査に通らなくてもリースなら通る可能性があると記載しましたが、オートローンよりリースが通りやういという訳ではありません。

なぜなら基本的にリース会社・ローン会社とも同じ複数の信用情報機関から判断して結果を出しているためです。

金額のみがネックだった場合はリースに通る可能性はあるので期待しても良いですが審査の判断基準はかなり近いため直近でローン審査に落ちている場合は複合的な理由で同じく落ちるケースが多いようです。

カーリース審査が通らない人は何が原因

オートローンの審査と同じく

  1. 債務整理の履歴
  2. 収入の安定性
  3. 過去の金融事故
  4. 法人契約の場合は企業の安定性

これらを複合的に加味し契約終了期間まで期日に毎月支払う能力が出来ないと判断されればカーリース審査に落ちてしまいます。

関連記事ローン審査に落ちる人はこんな人

個人事業主、または個人がカーリースの審査に受かるためのコツ

  • 頭金を多く入れる
  • 保証人を付ける

が挙げられます。

まとめ

いかがでしたか?

一番重要なことはローンが不安な人はリースで契約出来る可能性があるということです。

その中でオートローン契約とは少し違うカーリースという契約方法のメリット・デメリットをしっかり把握することです。

中古車業界でもカーリースの展開を勧めている会社は日本中にたくさんありますのでご自身でご確認くださいませ。

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