自社ローンを利用する前にブラックでも通るマイカーローンはあるのでしょうか?誰でも通るマイカーローンがあれば自社ローンの必要はないですよね。
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金融ブラックでも通るオートローンはあるのでしょうか?
自分自身が何らかの金融ブラックだとオートローンを諦めがちですが結論から言うと金融ブラックでも通るローンはあります。
ただし、余り期待しない方が良いかと思います。
オートローンに通る金融ブラックのパターン
過去に金融事故があった場合、ローン会社は信用情報機関の情報を元に審査を通さないケースがほとんどです。
今回もローン飛ばしなどをする可能性が普通の人よりも高いので当たり前の結果ですね。
関連記事:→オートローンが通らない理由は?あなたは当てはまる?
ただし上の関連記事でもご説明した通り信用情報機関は複数有り加盟している機関も会社によって1つだけに加盟していたり複数に加盟したりしています。
ここで私たちが認識しておいた方が良いことは、信用情報機関が分かれているからと言って『CICでブラックになったけどJCICではブラックではない』という都合の良い解釈は出来ないということです。
何故かと言うと信用情報機関はお互いに多重債務者や余剰貸し付けが発生しないようにCRINという共有システムを用いてブラックリストの情報共有を行なっているからです。
CRIN(Credit Information Network)とは、当社および全国銀行個人信用情報センター、(株)日本信用情報機構の三機関が運営する信用情報交流ネットワークです。
それぞれの信用情報機関が保有する信用情報のうち、延滞に関する情報および各信用情報機関にご本人が申告した本人確認書類の紛失盗難に関する情報などを交流しています。各信用情報機関の会員会社は、加盟する信用情報機関を通じて、この「CRIN」を利用することにより、消費者への過剰貸付の防止、多重債務者の発生防止に、より一層の効果をあげることができます。
なお、CRINを運営するCRIN協議会では、信用情報機関が取り扱う信用情報の保護に関する諸原則を定め、適正な業務を行うため、「情報交流(CRIN)の実施に関する個人情報保護方針」を策定しています。
ですから基本的にはどこかで金融事故を起こすとCRINという共有システムで共有されるのです。ただしオートローンに通る金融ブラックの人もいるにはいます。情報は共有されているはずなのに何故でしょうか?
CRIN(クリン)で加盟団体が共有する項目
実は信用情報機関はCRIN(クリン)で共有する項目が各団体ごとに違うのです。
- KSC・・・延滞、取引停止処分、代位弁済、強制解約、本人申告情報など
- JICC・・・延滞、延滞解消、保証契約弁済、債権回収、本人申告コメントなど
- CIC・・・貸倒、延滞解消、本人申告コメント、本人以外弁済など
つまり自己破産などの大きな金融事故は全て共有されますが
例えば
- クレジットの1ヶ月だけの遅延の情報共有はされるかされないか
- 各団体のブラックリストからの削除期間が異なる
このような小さな差異があるためCICに加盟している信販会社ではブラック認定されるがKSCに加盟しているローンは通る可能性があるのです。
まとめ
もちろんこれはかなり小さな可能性論の話ですので基本的には金融ブラックの人はローンに通りません!必然的に自社ローンを利用することになります。
ですが金融ブラックにも大きいものから小さいものまでありますのでAというローンは落ちたけどBというローンでは審査に通るなんてことがCRINの情報共有項目の違いによってあります。